アトレティコ・マドリード カンテラ（下部組織）出身の名手たち

各チームの下部組織で育った名選手を年代順に紹介していくこのシリーズ。

今回は、トーレスやデ・ヘア、現キャプテンのコケらを輩出してきたアトレティコ カンテラ出身の名手たち。

懐かしの選手からニューカマーまで、クラブの歴史を順を追って振り返っていきましょう。

アトレティコ・カンテラ（下部組織）出身の名選手10人

※セグンダを経由した選手も含んでいます。

アドリアン・エスクデロ

アラゴネスに次ぐ、クラブ通算150ゴールを挙げたアトレティコの史上屈指のストライカー。

49/50、50/51シーズンのリーグ連覇に貢献し、クラブ1000点目のメモリアルゴールを決めた彼の功績は、これからも伝説として語り継がれていくだろう。

ファニート

情熱的なプレーで観客を魅了したレアル・マドリー栄光の背番号7は、実はアトレティコカンテラ育ち。

本拠地サンティアゴ・ベルナベウでは、彼の背番号と同じ試合開始7分になると、”¡Illa, illa, illa, Juanito maravilla”（美しいファニート）というコールが聞こえてくる。

ロベルト・ソロサバル

95/96シーズンのラ・リーガを制した、アトレティコのキャプテン。

GKモリーナ、CBファンマらとともに、リーグ最少32失点の城壁を作り上げた。

クイントン・フォーチュン

しなやかなバネで左サイドを駆け上がり、精度の高いクロスでチャンスを演出する南アフリカを代表する選手。

慢性的な故障に悩まされつつも、名門ユナイテッドのスーパーサブとして多くのタイトル獲得に貢献した。

ガビ

下部組織からサラゴサを経て、再びアトレティコへ舞い戻った偉大なカピターノ。

代表とは縁がなかったものの、シメオネ・アトレティコの中心人物としてチームを支えた紛れもない名手だった。

フェルナンド・トーレス

アトレティコ下部組織が生んだ最高傑作で、クラブ史上最高選手にも名を連ねる”エル・ニーニョ”（神の子）

活躍の場はスペインだけに留まらず、リバプールや代表の舞台でも、持ち前の多彩なフィニッシュパターンでゴールを量産した。

ダビド・デ・ヘア

10歳で下部組織に入団してから日進月歩に成長し、21歳でユナイテッドの守護神まで上り詰めた現役屈指のビッグセーバー。

ユナイテッド移籍後は、プレミア年間ベスト11やカシージャスから代表正GKのバトンを受け継ぐなど、世界最高峰の地位を確立した。

コケ

クラブ通算最多出場記録を持つ、アトレティコ カンテラ出身の現キャプテン。

ボールの扱い・運動量ともにトップレベルで、中盤ならどこでもこなせる万能性も魅力のチームプレイヤーだ。

リュカ・エルナンデス

19年夏に、ドイツ史上最高額となる8,000万€でバイエルンに移籍したクラブの生え抜き。

フランスのW杯制覇に貢献したユーティリティー性に加え、読みの鋭さ・フィジカルすべてがハイレベルなDFだ。

テオ・エルナンデス

爆発的なスピードと強烈な左足で、攻撃に厚みを加えるワールドクラス候補生。

課題の守備と90分通じた安定感を身につけることができれば、世界的名手になる可能性も。

下部組織出身者だけでチームを組んでみた

▼GK
デ・ヘア（レシーノ）
▼DF
ソロサバル（ファンマ）
リュカ（カマーチョ）
アギレラ（トマス）
アントニオ・ロペス（テオ）
▼MF
ガビ（トーマス）
コケ（バラハ）
ファニート（オリベル）
サウール（フォーチュン）
▼FW
アドリアン・エスクデロ（エスケーロ）
トーレス（B・バストン）