各チームの下部組織で育った名選手を年代順に紹介していくこのシリーズ。
今回は、ベッケンバウアーからザークツィーまで、いつの時代も好タレントを輩出し続けているバイエルンユース出身の名手たち。
懐かしの選手からニューカマーまで、クラブの歴史を順を追って振り返っていきましょう。
バイエルン・ユース(下部組織)出身の名選手10人
ゼップ・マイヤー
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ゼップ・マイヤー(Sepp Maier)
生年月日:1944年2月28日
身長/体重:185cm・77kg
利き足:右足
ポジション:GK
所属クラブ:バイエルン
代表チーム:ドイツ代表
ユース(下部組織):1959〜1962年
抜群の反射神経で西ドイツをW杯王者へ導き、”アンツィンクの猫”と呼ばれた20世紀最高のドイツ人GK。
シューマッハ、カーン、そして現在のノイアーへと続くドイツ代表名GKの歴史は、この男が起源といっても過言ではないだろう。
フランツ・ベッケンバウアー
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フランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)
生年月日:1945年9月11日
身長/体重:181cm・75kg
利き足:右足
ポジション:CB
所属クラブ:バイエルン、ニューヨーク・コスモス
代表チーム:ドイツ代表
ユース(下部組織):1959〜1964年
リベロの概念を変え、クライフ率いる最強オランダ代表を撃破し、西ドイツを世界王者へ導いたサッカー界の”皇帝”。
伝説はここだけで終わらず、90年には監督としてW杯を制覇。選手・監督双方で世界一に輝いた2人目の人物となった。
パウル・ブライトナー
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パウル・ブライトナー(Paul Breitner)
生年月日:1951年9月5日
身長/体重:176cm・73kg
利き足:左足
ポジション:CM
所属クラブ:バイエルン、レアル・マドリー
代表チーム:ドイツ代表
ユース(下部組織):1970年
複数のW杯決勝でゴールを決めた、歴代サッカー選手でも数少ない1人。
若手時代は運動量豊富なSBだったが、マドリー移籍後は中盤のマエストロとして活躍するなど、とにかく弱点がない名選手だった。
ズベズダン・ミシモビッチ
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ズベズダン・ミシモビッチ(Zvjezdan Misimović)
生年月日:1982年6月5日
身長/体重:179cm・79kg
利き足:右足
ポジション:AM
所属クラブ:ヴォルフスブルク、ボーフム
代表チーム:ボスニア・ヘルツェコビナ代表
ユース(下部組織):1997〜2004年
シンプルかつ効果的なスルーパスでアシストを連発した”ボスニアのルイ・コスタ”
ヴォルフスブルク時代には、ゼコ・グラフィッチの強力2トップのゴールを引き出し、クラブ史上初のマイスターシャーレ獲得に貢献した。
フィリップ・ラーム
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フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)
生年月日:1983年11月11日
身長/体重:170cm・68kg
利き足:右足
ポジション:RSB
所属クラブ:バイエルン、シュトゥットガルト
代表チーム:ドイツ代表
ユース(下部組織):1995〜2001年
高さ以外に欠点がなく、クリーンな守備・正確なクロス・プロ意識どれも一流だった、21世紀のバイエルンを象徴するリーダー。
22年のキャリアでリーグ優勝8回はバイエルン最多タイ、他にもCL・ワールドカップなど、計21個のタイトルを獲得した。
バスティアン・シュバインシュタイガー
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バスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)
生年月日:1984年8月1日
身長/体重:183cm・79kg
利き足:右足
ポジション:CM
所属クラブ:バイエルン、マンチェスター・U
代表チーム:ドイツ代表
ユース(下部組織):1998〜2002年
ラームやリベリー、ロッベンらと共に、バイエルン黄金期を支えた生え抜き。
デビュー当初はサイドハーフだったが、09/10シーズンに中央へ主戦場を移し、瞬く間に欧州屈指のセントラルMFへと進化を遂げた。
マッツ・フンメルス
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マッツ・フンメルス(Mats Hummels)
生年月日:1988年12月16日
身長/体重:191cm・94kg
利き足:右足
ポジション:CB
所属クラブ:ドルトムント、バイエルン
代表チーム:ドイツ代表
ユース(下部組織):1995〜2006年
バイエルンとドルトムント、今のドイツを象徴する2クラブで、ディフェンスリーダーを務めたワールドクラスのCB。
スピード不足を読みで補い、空中戦では無類の強さを発揮。攻撃時にみせる正確なフィードは、先輩ベッケンバウアーにも匹敵する。
トーマス・ミュラー
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トーマス・ミュラー(Thomas Müller)
生年月日:1989年9月13日
身長/体重:186cm・75kg
利き足:右足
ポジション:AM
所属クラブ:バイエルン
代表チーム:ドイツ代表
ユース(下部組織):2000〜2008年
もはや達人の域に達したポジショニングセンスでDFを混乱に貶める、バイエルン下部組織が輩出した歴代屈指の名FW。
近年はチャンスメーカーとして覚醒し、貴重なアシストを連発。前線のレバンドフスキやニャブリへ高精度のボールを供給している。
トニ・クロース
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トニ・クロース(Toni Kroos)
生年月日:1990年1月4日
身長/体重:183cm・76kg
利き足:右足
ポジション:CM
所属クラブ:バイエルン、レアル・マドリー
代表チーム:ドイツ代表
ユース(下部組織):2006〜2007年
彼の出来がチームの成績に直結するといっても過言ではないほど、クラブに多大な影響力をもたらす天才MF。
驚異的なパス成功率を誇り、インサイドハーフでありながら90%以上の試合も少なくなく、15/16シーズンのバレンシア戦では100%も記録した。
ダビド・アラバ
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ダビド・アラバ(David Alaba)
生年月日:1992年6月24日
身長/体重:180cm・78kg
利き足:左足
ポジション:LSB
所属クラブ:バイエルン、ホッフェンハイム
代表チーム:オーストリア代表
ユース(下部組織):2008〜2010年
名門バイエルンでマルチな活躍を披露する、オーストリア史上最高のタレント。
中盤センターから左SBにコンバートされたのをきっかけに躍動。全盛期のリベリーと阿吽の呼吸をみせ左サイドを制圧した。
下部組織出身者だけでチームを組んでみた
▼GK
マイヤー(アウマン)
▼DF
ベッケンバウアー(シュバルツェンベック)
アウゲンターラー(バッベル)
フンメルス(パドシュトゥバー)
▼MF
シュバインシュタイガー(ハマン)
ブライトナー(ジャン)
ラーム(ハーグリーブス)
アラバ(プフリューグラー)
クロース(ヒツルスベルガー)
ミシモビッチ(サンソーネ)
▼FW
ミュラー(ヴァーグナー)