どうもロイすんです。
サッカー観戦する上で欠かせないのがスタジアム。
今回はこれを知っていればあなたもサッカー通!ブンデスリーガ全18クラブのホームスタジアム名の由来をご紹介します!
少しでもスタジアムの雰囲気が伝わるよう動画も付いてますので、よかったらどうぞ!
では行ってみよう。
ブンデスリーガ全18クラブのホームスタジアム名の由来をチェック!
バイエルン|アリアンツ・アレナ
- 呼称:アリアンツ・アレナ(Allianz Arena)
- 開場:2005年
- 観客動員数:71,137人
- 由来:アリアンツ・グループ(保険・金融会社)
年間シートだけで収容人数が埋まってしまうほど、ドイツでは絶大な人気を誇るバイエルンのホームスタジアム。
命名権を持っている「アリアンツ」はドイツで1世紀以上の歴史を持つ保険・金融会社です。
またアリアンツ・アレナは、ミュンヘンを訪れる年間500万人の旅行客の観光名所としても有名。
試合中スタジアムが真っ赤に染まる姿は圧巻の一言。1度見たら忘れない景色となるでしょう。
ドルトムント|ジグナル・イドゥナ・パルク
- 呼称:ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)
- 開場:1974年
- 観客動員数:80,720人
- 由来:ジグナル・イドゥナ(保険・金融会社)
ヨーロッパ最大の収容人数を誇るスタジアムとしても有名なドルトムントのホーム「ジグナル・イドゥナ・パルク」。
以前は「ヴェストファーレン・シュタディオン」と呼ばれていましたが、2005年に地域密着型の大手金融保険会社「ジグナル・イドゥナ社」がスタジアム命名権を取得しました。
バイエルン対ドルトムントといえば、“デア・クラシカー”と呼ばれるドイツでもっとも熱いダービーの一つに数えられていますが、実はアリアンツとジグナル・イドゥナも同じ職種のライバル同士。
ピッチだけでなく、企業間でも争いがあるのは面白いですね。
ライプツィヒ|レッドブル・アレナ
- 呼称:レッドブル・アレナ(Red Bull Arena)
- 開場:1956年
- 観客動員数:42,959人
- 由来:レッドブル(飲料メーカー)
日本でもおなじみの飲料メーカー「レッドブル」が所持するライプツィヒのホームスタジアム。
建設されたのは1956年と古く歴史のあるスタジアムで、レッドブルが買収する前は「ツェントラール・シュタディオン」と呼ばれていました。
老朽化に伴い今のレッドブル・アレーナへと生まれ変わったのが2004年、収容人数44,345人のサッカー専用スタジアムになったのです。
伝統を重んじるファンから批判も多かったライプツィヒですが、今では平均40,000人近いサポーターがスタジアムを訪れ、週末のフットボールライフを楽しんでいます。
バイヤー・レヴァークーゼン|バイ・アレーナ
- 呼称:バイ・アレーナ(Bay Arena)
- 開場:1956年
- 観客動員数:30,210人
- 由来:バイエル(医薬品メーカー)
ミヒャエル・バラック、アルトゥーロ・ビダルといった数多くのスターを排出したレヴァークーゼンのスタジアムが「バイ・アレーナ」です。
命名権を持つのはレヴァークーゼンに本部を置きクラブ名にもなっている、世界的医薬品メーカー「バイエル社」。
基本ドイツではDFL(ドイツ・フットボール・リーグ)の規約上、企業名をクラブ名に入れることは禁止されていますが、レヴァークーゼンだけ唯一特例で認められています。
これには、元々バイエル社従業員の健康促進のために設立されたという歴史の背景も。
ボルシアMG|ボルシア・パルク
- 呼称:ボルシア・パルク(Borussia Park)
- 開場:2004年
- 観客動員数:54,057人
- 由来:パルク(公園)
ボルシアMGのホームスタジアムは、公園を意味する「ボルシア・パルク」。正式名称は「シュタディオン・イム・ボルシア・パルク」と呼びます。
かつてはマルコ・ロイス、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンといったスターたちがこのスタジアムでプレーしました。
2019年2月には、約40億円をかけ複合施設“Borussia-8-Grad”を完成させたボルシアMG。
バイエルン、ドルトムントと並ぶクラブ作りのために日々地盤作りを欠かせない。
ヴォルフスブルク|フォルクスワーゲン・アレーナ
- 呼称:フォルクスワーゲン・アレーナ(Volkswagen Arena)
- 開場:2002年
- 観客動員数:30,000人
- 由来:フォルクスワーゲン(自動車メーカー)
メルセデス・ベンツと並ぶ世界的に人気の自動車メーカー「フォルクスワーゲン」が所持するヴォルフスブルクのホームスタジアム。
元々フォルクスワーゲンの企業城下町として発展してきたこともあり、スタジアムだけでなく、自動車関連の博物館やテーマパークなど観光名所としても人気を博しています。
ちなみにヴォルフスブルクとは、ドイツ語で「狼の城」という意味。
仲間意識の高い狼のように、チーム・サポーター一丸となって勝利を目指している。
フランクフルト|コメルツバンク・アレーナ
- 呼称:コメルツバンク・アレーナ(Commerzbank Arena)
- 開場:1925年
- 観客動員数:51,500人
- 由来:コメルツ銀行(金融機関)
「コメルツバンク・アレーナ」は、昨シーズンELベスト4と躍進したフランクフルトのホームスタジアムです。
命名権を持つ「コメルツバンク」は、ドイツ第2位の大手銀行。また、ドイツの銀行として初めて日本に駐在員事務所を開設した企業としても有名。
フランクフルト市街地の南西の森に位置し、ホテルやスポーツ複合施設と隣接しています。
ヴェルダー・ブレーメン|ヴェーザーシュタディオン
- スタジアム:ヴェーザーシュタディオン(Weserstadion)
- 開場:1924年
- 観客動員数:42,100人
- 由来:ヴェーザー川
ブンデス4度のリーグ優勝を誇る、古豪ブレーメンのホームスタジアムは42,100人収容の「ヴェーザーシュタディオン」。
動画にも登場してますが由来になっているのは、スタジアムのすぐ近くを流れている「ヴェーザー川」。
街の両岸を流れ、ブレーメンのシンボル的存在と言っても過言ではありません。
壁面や屋根には大量のソーラーパネルが設置されており、自然とサッカー双方を楽しめるスタジアムです。
ホッフェンハイム|ヴィルソル・ライン=ネッカー・アレーナ
- スタジアム:ヴィルソル・ライン=ネッカー=アレーナ(Wirsol Rhein-Neckar Arena)
- 開場:2009年
- 観客動員数:30,150人
- 由来:ヴィルソル社(再生可能エネルギー)ライン川・ネッカー川
近年のブンデスリーガでもっとも躍進したクラブの一つ、ホッフェンハイムのホームスタジアムは「ヴィルソル・ライン=ネッカー=アレーナ」。
「ヴィルソル」は、太陽光発電に特化した国際的エネルギープロバーダーで、本社があるドイツだけでなく、ブラジル・中国など世界中に支社や事務所を設立しています。
ホッフェンハイムは、ジンスハイムの一角にある人口約3,250人の小さな街。
そんな小さな村が週末になると30,000人ものファンがスタジアムを訪れフットボールの熱狂を楽しんでいる。
フォルトゥナ・デュッセルドルフ|メルクール・シュピール・アレーナ
- 呼称:メルクール・シュピール・アレーナ(Merkur Spiel Arena)
- 開場:2004年
- 観客動員数:54,600人
- 由来:ガウゼルマングループ(ゲーム会社)
「メルクール・シュピール・アレーナ」は昨シーズン、リーグ最大のサプライズを巻き起こしたフォルトゥナ・デュッセルドルフのホームスタジアム。
命名権を持つのは、スロット・ルーレットなど無料オンラインカジノを手掛ける大手ゲームメーカー「ガウゼルマングループ」です。
昨シーズンはホームでドルトムント・ボルシアMGを撃破するなど多くの金星がありましたが、今シーズン特に楽しみなのが伝統的にライバル関係であるケルンとの一戦!
スタジアム内が独特の雰囲気に包まれ、大きな盛り上がりを見せてくれるのではないでしょうか。
ヘルタ・ベルリン|オリンピアシュタディオン
- スタジアム:ベルリン・オリンピアシュタディオン(Olympiastadion Berlin)
- 開場:1936年
- 観客動員数:74,649人
- 由来:オリンピックスタジアム
1936年、ベルリンオリンピックのメインスタジアムとして開場。
ドイツでは珍しいトラック施設があるスタジアムで、2009年には世界陸上の舞台にもなりました。
収容人数74,649人。立ち見席を除けば、ドルトムントの「ジグナル・イドゥナ・パルク」や、バイエルンの「アリアンツ・アレーナ」より大きいスタジアムになります。
昨シーズンの平均観客数は50,000人弱だったが、ヘルタのブランド力が上がりオリンピアを満員にできるスタジアムにできれば、ブンデスリーガはさらに面白くなるだろう。
マインツ|オペル・アレーナ
- 呼称:オペル・アレーナ(Opel Arena)
- 開場:2011年
- 観客動員数:34,000人
- 由来:オペル(自動車メーカー)
「オペル・アレーナ」は、ユリゲン・クロップ(現リヴァプール監督)、トーマス・トゥヘル(現パリ・サンジェルマン監督)など、名監督出世の地としても有名なマインツのホームスタジアム。
2016年に命名権を取得したのが、現在日本市場からは撤退したものの輸入車ファンなら知る人ぞ知る、ドイツの人気自動車メーカー「オペル」。
90年代、ミランやバイエルンといったユニフォームの胸スポンサーになっていたこともあり、覚えている方も多いでしょう。
このスタジアムでプレーし、ビッグクラブへ移籍した岡崎慎司(現マラガ)やアブドゥ・ディアロ(現パリ・サンジェルマン)に続く選手が現れるのか、オペル・アレーナでの試合は要注目だ!
フライブルク|シュバルツバルト・シュタディオン
- スタジアム:シュバルツバルト(Schwarzwald Stadion)
- 開場:1954年
- 観客動員数:24,000人
- 由来:シュバルツバルト(観光会社)
フライブルクのホームスタジアムは「シュバルツバルト」。
シュバルツバルトとは、フライブルク北に位置する森・山地のこと。ドイツ語で「黒い森」を意味します。
また、ドイツサッカー界では初となるスタジアムの屋根に太陽光発電を設置するなど、環境都市フライブルクを象徴する施設としても有名。
昨シーズン、リーグ2位の走行距離を記録したエネルギッシュなフットボールを今シーズンも見せてくれるはずだ。
シャルケ|フェルティンス・アレーナ
- 呼称:フェルティンス・アレーナ(Veltins Arena)
- 開場:2001年
- 観客動員数:60,941人
- 由来:C.&A.フェルティンス(ビール会社)
今シーズン、復権を目指すシャルケのホームスタジアムが「フェルティンス・アレーナ」。
2001年ドイツ初のドーム型スタジアムとして完成。2005年には地元のビール会社「C.&A.フェルティンス」が命名権を取得し、現在のスタジアムとなりました。
さらにスタジアムの地下には巨大なビールタンクが設置されており、観戦に来たファンはいつでも新鮮なビールを堪能できます。
昨シーズン、全くと言っていいほど良さがなかったシャルケ。唯一のハイライトだったアウェイ・ドルトムント戦でのプレーを、フェルティンス・アレーナでサポーターに見せてもらいたいところだ。
アウグスブルク|WWKアレーナ
- 呼称:WWKアレーナ(WWK Arena)
- 開場:2009年
- 観客動員数:30,660人
- 由来:WWK社(保険会社)
赤と緑のライトアップも美しい、アウグスブルクのスタジアム「WWKアレーナ」。
「WWK社」は保険会社で、2019年1月にスタジアム命名権契約としては異例の2030年までの長期契約を結ぶなど、クラブを全面的にサポート。
アウグスブルクのクラウス・ホフマン会長も「WWK社はアウグスブルクのさらなる発展に繋がる、多岐にわたるプランの支えとなってくれている」と多大な貢献に対して感謝の言葉を述べています。
スポンサーの好意に報いるためにも、辛うじて残留を決めた昨シーズン以上の結果を求めたいところだ。
ケルン|ラインエネルギー・シュタディオン
- 呼称:ラインエネルギー・シュタディオン(Rhein Energie Stadion)
- 開場:1923年
- 観客動員数:50,374人
- 由来:ライン・エネルギー(電力会社)
1年でブンデス1部の舞台に返り咲いたケルンのホームスタジアム「ラインエネルギー・シュタディオン」。
収容人数50,374人。2006年のドイツ・ワールドカップで5試合が開催されるなど、国際舞台でも頻繁に使用されている。
命名権を持つ「ラインエネルギー社」は、地元ケルンに本部を置く電力会社。同社は練習場・ユースチームなどの支援も行っています。
1部では日程に恵まれず厳しい戦いが予想されるが、経験豊富な2トップ(シモン・デロッデ、ジョン・コルドバ)の決定力を武器に地道に勝ち点を稼ぎたいところだ。
パーダーボルン|ベンテラー・アレナ
- 呼称:ベンテラー・アレナ(Benteler Arena)
- 開場:2008年
- 観客動員数:15,000人
- 由来:ベンテラー(自動車部品製造メーカー)
5シーズンぶりにブンデス1部に昇格したパーダーボルンのホームスタジアムは「ベンテラー・アレナ」です。
スタジアム名にもなっている「ベンテラー」とは、世界38ヶ国170拠点(2014年末時点)を有するドイツの大手自動車部品メーカー。
外観は大型に見えるが、収容人数は15,000人とブンデス18クラブではもっとも規模が小さいスタジアムです。
ウニオン・ベルリン|シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ
- 呼称:シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ(Alten Försterei)
- 開場:1920年
- 観客動員数:21,717人
- 由来:アルテ・フェルステライ(ドイツ語=元林務官駐在所の意味)
ブンデス1部初昇格を決めたウニオン・ベルリンのホームスタジアムは、「シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ」。※長い
略称は「アルテ・フェルステライ」で、ドイツ語で元林務官駐在所という意味。
元林務官駐在所?って思う方もいるかもしれませんが、このスタジアムは木々に囲まれた場所にあり、ウニオンのファンは雑木林を抜けてスタジアムへと足を運ぶことからそう呼ばれています。
100年近い歴史があり、メインスタンド以外ではすべて立ち見席という今では珍しくなった独特の構造も。