どうもロイすんです。
今回のテーマは「クラック」
元ブラジル代表のカカやロナウジーニョ、今ではネイマールなど主に南米出身の名手に付けられる愛称ですね。
ですが、そもそもクラックってなに?そう思ってるサッカーファンもいるのではないでしょうか。
そこで今回はクラックとはどういう意味なのか、さらに新シーズン注目のメガクラック候補生たちをピックアップしました。
それじゃ行ってみよう。
クラックとは?
「クラック」とはスペイン語で、ポルトガル語では「クラッキ」とも呼ばれます。
元々は擬態語ですので定義はありませんが主に
- :観客を沸かせる選手
- :攻撃的なマインドを持った選手
といった名手に付けられる愛称です。
簡単に説明すると「ファンタジスタ」のスペイン語バージョン。そう表現すればわかりやすくなるでしょうか。
ただし、ストライカーであるロナウドやロマーリオもクラックと呼ばれていましたし、攻撃的マインドを持つ選手とありますが、ロベカルことロベルト・カルロスもクラックと呼ばれていたことから、一概にオフェンシブな選手限定というわけではないようです。
新シーズン注目!5人のメガクラック候補生
クラックの意味わかったところで、ここからは19/20シーズン必見!
ピックアップしたメガクラック候補生をご紹介します。
グレミオ|エベルトン
大舞台でベールを脱いだ王国の超新星
先のコパ・アメリカの活躍も記憶に新しいブラジルの超新星。
カットインからのシュートを得意とし、ディフェンスの一瞬の隙を突いて裏へと抜け出すスピードは、既にヨーロッパでもトップクラス。
プレイスタイルは全盛期のフランク・リベリーにそっくりだ。
欧州移籍は時間の問題で、リロイ・ザネにバイエルン行きの噂があるマンチェスター・シティが5,000万€のオファーを提示したとの情報も。
コパ・アメリカ得点王が果たしてどのクラブへ行くのか、どんなプレイを見せるのか楽しみが尽きない選手だ。
アヤックス|ダビド・ネーレス
決定力を身につければロッベンの領域にも
エベルトンとは対照的に、コパ・アメリカで評価を落としたのがダビド・ネーレス。
ヤング・アヤックスをCLベスト4に導いた勢い、エース・ネイマールの欠場もあってチームを牽引する活躍が期待されたが、思ったほどの活躍は出来なかった。
とはいえ才能に疑いの余地はなく、独特のリズムで生み出すドリブルは簡単には止められない。
決定力を身につければ、先日引退を表明したアリエン・ロッベンの領域に辿り着くはずだ。
レアル・マドリー|ヴィニシウス・ジュニオール
底知れない才能を持つ白い巨人の神童
レアル・マドリーが4,500万€で獲得したネクスト・ネイマール。
2年目の昨シーズンは、サンティアゴ・ソラーリ監督の信頼を掴みリーグ戦18試合に出場。
エル・クラシコではジェラール・ピケを華麗に交わすなど、随所で能力の高さを見せつけた。
ゴール前の精度に課題があるものの、対峙したディフェンダーを意図も簡単に交わすドリブルで観客を沸かすその姿は、歴代のクラックたちに通ずるものがある。
かつて、ロナウドやロベルト・カルロスといった名クラックたちがプレイしたスペインの名門で、彼も花開くことができるのか楽しみだ。
ACミラン|ルーカス・パケタ
レジェンドも絶賛するセレソンの10番候補
咋冬フラメンゴからミランへ活躍の場を映すと、怪我のジャコモ・ボナベントゥーラに変わってスタメンに定着。ファンタジーア溢れるプレイで瞬く間にミラニスタのハートを掴んだ。
同じミランで活躍したカカも「彼はセレソンで10番になれる準備が出来ている」と賞賛する。
そのカカとも例えられているが爆発的なスピードはなく、どちらかといえばアーセナルのメスト・エジルに近い。
左足のテクニックは既にイタリアでもトップクラス。屈強なディフェンスが揃うセリエAで課題のフィジカルコンタクトを身につければ、セレソン10番を背負う彼も勇姿を見られる日が来るだろう。
アトランタ・ユナイテッド|エセキエル・バルコ
インデペンディエンテが生んだアグエロ以来の才能
覚えておいて損はない選手は?そう聞かれたら、私はエセキエル・バルコと答えるだろう。
前線へのボール運び、キープ力はすでに一流でラストパスの精度も高い。初めて見た時、アンドレアス・イニエスタを思い浮かべたほど彼のボールコントロールには人を惹きつける魅力がある。
その才能を一早く見込んだのがアメリカのアトランタ・ユナイテッド。移籍金1,500万ポンドはMLS史上最高額だった。
まだフィジカルが成熟しておらず、今シーズン中のブレイクは難しいかもしれないが、そう遠くない将来、彼のプレイを欧州の舞台で見られる日が来るはずだ。